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Fluke 8842A Digital Multimeter を購入 [おもちゃ]

Fluke(フルーク) 8842A Digital Multimeter(DMM)を購入しました。[るんるん]
FLUKE 8842A.jpg今度は、直流電圧/電流測定器と言えば、なんと言おうと、Fluke!ということで、FlukeのDMMが欲しくなりました。
すると、ジャンクの8842Aがオークションに出品されていたので、即、購入しました。
故障内容は、ヒューズが飛ぶということで、最悪、トランスの不良を想定しましたが、安かったので買ってしまいました。

まず、Flukeのサイトから、8840Aと8842Aのサービスマニュアルをダウンロードしました(8840Aのマニュアルの方が記述が親切です)。
この8842Aは5-1/2桁のDMMで、やはり5-1/2桁の8840Aの上級機にあたり、ハーメチックシールの抵抗器を使うなどで、高精度化・高感度化したものです。
なんと、20mVレンジがあり、100nV分解能を実現しています。この世界は、接触電位差や熱起電力を考慮するKeithley並みです。しかも、その入力インピーダンスたるや、10,000MΩ以上あります(20V、200VRangeは10MΩ)。
また、抵抗測定では20Ωレンジがあり100μΩ分解能です。これは、ミリオームメーターの世界です(ただし、1mAの電流を流すので、被測定物の酸化皮膜などに影響があるかもしれません)。
IEEE-488オプションも付いていましたが、今回はVisual Basicでのアプリ作成は行いませんでした。

結局、トランスのレアーショートが原因でフューズが飛ぶのでした。手持ちのヒータートランスを組合せて代替したところ、正常に動作しました。代替トランスは、サイズ的に内蔵できません。トランスの特注も考えましたが、巻線数が多いので無理があります。そこで、2コ1です。ヤフオクには同じDMMの出品が無いので、eBayを探しました。やはり、故障品ですが8840Aの安いのが見つかりました。早速、落札しました。なお、FLUKE 8842A_Board.jpg8842Aと8840Aのトランスは同じです。

8840Aからは、トランスと携行用のハンドルを移植しました。それと8842AのFL表示器が暗くなっていたので、同様、移植しました。ACオプションも移植をしようとしたのですが、校正が出来ないため辞めました。

同時期に発売された、H.P.(アジレント)の3478Aとほぼ同じ性能ですが、中身の作りはFlukeの方がはるかにしっかり作られています。測定器は1年毎に校正をするのだから精度・安定度は1年あればいいと割り切ったのがH.P.、それに対し、直流測定器の世界最高性能をめざしたFluke、と言うと言い過ぎでしょうか?。やはり、H.P.はRF測定器に強いですね。

精度(正確度)も、H.P.3478Aとの比較や、抵抗ボックスの測定で、断定は出来ないのですが、かなり良さそうです。
これで、動体保存測定機器が1台増えました。[ひらめき]

 


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コメント 8

hiro

私も、先日、8840Aを入手し、ネットで検索していたら、このページを見つけました。
susumu_oisoさんと同じようにマニュアルを入手したのですが、英文なんですねえ。。(^^;)
by hiro (2011-06-05 01:23) 

susumu_oiso

こんばんは
blog訪問、ありがとうございます。

アジレント(H.P.)などは、和文マニュアルもあるのですが、フルークはそこまで行ってませんね。古い製品だからでしょうか!?
最新の製品は、和文がありそうですけど。

こういう技術文書の英語は、小説などに比べてシンプルな言い回しなので、非常に判りやすいと思います。それに、ICはICだし、Trnsistorはトランジスターというふうにカタカナにすれば和文です(少し、極端な言い方をしてみました)。

ただし、翻訳サイトなどで和文に翻訳しても通じない和文になってしまいますし。それ以前に、pdfでもカットアンドペーストの出来ない(画像)データになっているのも困り者ですよね。
それでは、またの訪問をお待ちします。
by susumu_oiso (2011-06-06 00:05) 

hiro

返信、ありがとうございます。

私が入手した8840Aは電源も入り、また自己診断でもエラーはなく、
そこそこ、動作しているものと思っております。
ただ、動作でちょっと不明な点があり、マニュアルを入手したしだいです。
マニュアルもそれなりに読んでみたのですが、DMMですのでやはり
それほど操作する部分もありません。

気になる点とは、たとえば、使い古しの乾電池の電圧を測定するとします。

電源を入れた直後は、まだ、OPEN状態ですので

0.******[mV]

と表示されます。次にテスター棒を乾電池に当てると

1.32****[V]

とそれなりの電圧が表示されます。
次に、テスター棒を乾電池から離しても

1.32****[V]前後の値を表示したままです。

テスター棒を乾電池から離せば、印加電圧はなくなるのですから、
0.*******[mV]となると思うのですが。。。
ちなみに手持ちのハンディのDMMでは、****[mV]になります。

果たしてこれが正常なのか、どこか故障しているのか?
判断が付きかねております。

差し支えなければ、susumu_oisoさんの8842Aではどのようになるか?
教えて頂けませんでしょうか?
by hiro (2011-06-12 15:17) 

susumu_oiso

こんばんは

その8840Aは正常です。8842Aでも同様です。

まず、”印加電圧はなくなるのですから、0.*******[mV]となる”と言えるのですか?考えてみてください。
厳密には、何ボルトの電圧が入力にあるか判らないので、”不定”です。

最初から皮肉ぽい書き出しですみません。

DMMに限らず、入力端子には、多かれ少なかれコンデンサーが存在します。
そのコンデンサーに、被測定電圧が充電されます。
また、同時に入力端子には入力インピーダンス(抵抗)が存在します。
安いDMMの場合、入力インピーダンスが1MΩ~10MΩ程度です(レンジによって異なる場合もあります)。よって、わずかなコンデンサーに充電された電圧(電荷)は、このインピーダンスを通して、すぐに放電されるので、ゼロボルトになります。
Fluke 8842Aは、その入力インピーダンスが、10,000MΩ以上です。そのため、わずかな電圧でも放電されるのに時間が掛かります。そのため、よく見ていると、徐々に電圧が下がっていきますが、一見、0Vにはなりません。

さて、ここで、入力インピーダンスの低いDMMで、未知の電圧を測定する場合に、その被測定回路の出力インピーダンス(回路インピーダンス)によって、電圧が降下してしまい、正確に測定できません。(もちろん、出力インピーダンスが判っていれば計算で補正は出来ます。)これを、負荷効果と言います。これも、広い意味で、測定誤差になりますね。
そこで、入力インピーダンスの高いDMMで測定すれば、負荷効果は起こりません(少ない)。しかし、入力インピーダンスの高いDMMは高価になります。
Fluke8842Aが高価なのは、このためですが、特徴の1つです。

考えられないですが、もし、入力インピーダンスの低いDMMが必要であれば、入力端子に並列に10MΩの抵抗を付ければ良いのです。しかし、入力インピーダンスが低いことは、百害あって一利なしです。
はお、8840Aの200Vレンジと1000Vレンジの入力インピーダンスは10MΩなので、ハンディDMMと同じようになります。

さらに、入力インピーダンスの高いDMMを作るには、入力端子をルビーやセラミックで作るなどします。Keithleyの世界になります。

それでは

by susumu_oiso (2011-06-12 20:30) 

susumu_oiso

Keithley 高感度測定ハンドブックの一部が公開されています。
http://www.keithley.jp/knowledgecenter/knowledgecenter_pdf/LowLevMsHandbk_1.pdf

直流測定の参考資料としては、最高です。
by susumu_oiso (2011-06-12 20:53) 

hiro

コメントありがとうございます。

ご紹介いただきました、ケースレーの資料も読んでみました。
入力インピースが高いためとは気が付きませんでした。
どこかに、最後に測定した電圧を保持するスイッチがあるのかと
思ってしまいました。(汗)

普段、仕事でオシロスコープを使用する際には、プローブのコネクタ部分に
入力インピーダンスと入力容量の記載があり、意識していたのですが、
DMMでは見落としておりました。
電気の設計を生業としているにも関わらず、このようなことも知らずに
お恥ずかしい限りです。
また、手元の8840Aの故障ではないことも判明してすっきりいたしました。

今後も何かありましたら、ご教授のほど、御願いいたします。
by hiro (2011-06-14 23:14) 

susumu_oiso

こんばんは

お役に立てて光栄です。
当方は、フルーク・ジャパンやケースレー・ジャパンが出来る以前に、これらの計測器を輸入販売してきた会社で技術部長を長年行ってきた、電気計測のスペシャリストです。
そこで、IEC17025も取得しましたので、計測技術は公的機関からも認定されました。

また、質問がありましたら、いつでもコメントください。

by susumu_oiso (2011-06-15 18:31) 

hayshi yoshinobu

フルークで検索して見つけました。いろいろな資料のリンクで、調べていることがわかりました。ありがとうございます。
by hayshi yoshinobu (2014-09-11 11:52) 

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