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LUXMAN MQ36 管球式OTLステレオパワーアンプ を購入 [オーディオ・ビデオ]

LUXMAN MQ36 管球式OTLステレオパワーアンプ を購入しました[るんるん]

やはり、昔から欲しかったアンプの1つです。LUXMAN MQ-36_s.jpg1966年9月の発売当初¥128,000もしたので、手が出ませんでした。当時の初任給は¥3万円弱[ふらふら]
最近では、管球式OTL(Output Transformer Less)アンプは品不足でプレミアが付いていましたが、先日、発売当初の価格より少し安い価格で、比較的状態の良い品が入手できました。[exclamation][ひらめき]
やはり、自分自身で相場を設定していて、あまり高額なのは、買う気が出ません。
なにせ、古いものなので心配しましたが、年式を考えると比較的良いものでした。真空管のゲッターもしっかり残っています。
さらに、使用されている部品も、高級オーディオ用が使われています。
しかし、修理の形跡があり、オーディオの素養の無い技術者が修理をしたようで、オーディオ用ではない安い部品を使っているのが、少し残念でした。

とは言っても、30年~40年前に製造されたものなので、オーバーホールが必要です。
まず、真空管のスペアーの用意です。MQ-36の出力管6336Aは、もはや入手が非常に困難ですが、運良く、eBayで2pairを購入できました(写真)。GE_6336A_tube.jpg当然、NOS(New Old Stock、新古品)ですが、 General Electric製のMatched Pair  6336Aが$130.00/pairだったのを、$110.00/pairに値切れました。多分、現在、望みうる最良のものではないでしょうか[グッド(上向き矢印)]

さらに、お約束の、カップリングコンデンサーを、Orange Dropに交換の予定です。Orange Dropは、サイズが大きいので組込みに苦労することがありますが、大きいということは、電極箔が厚いとも言え、高音質と言えます。軽薄短小の逆です。
 コンデンサー も、Orange Drop, Black Beauty, VitaminQ 等などがあり、さらに現行品、ビンテージ品があり、きりがありません(値段も高く入手困難)。オイルコンデンサーは、長期的にリークを起こすので、メンテナンスも考慮し、好みのポリプロピレン・コンデンサーを選びました。
真空管アンプ用の部品は、桜屋電Xで購入していますが、即日あるいは翌日出荷と非常に早いので助かります。Amazonも出荷が早い事で大成長しましたが、この時代、早さが勝負ですね。
用賀にある同じような部品屋は、殿様商売をしているので、できるだけ利用しないようにしています。

さて、音質に影響する部品を特定するのには、回路図があると便利なのですが、ネットを探しても見つかりませんでした。そこで、作ってしまいました(間違いがあるかもしれません)。

MQ36_p1.gifMQ36_p2.gif

 さて、 まずは、ウォーム・アップから[exclamation×2]
次に、抵抗負荷で、発信器からサイン波と方形波を入れ、オシロスコープで波形を観察。方形波のオーバーシュートやアンダーシュートなどが無く、目立つ異常の無いことを確認しました。
次に、メインのスピーカーシステム(JBL Olympus)につなぎ、音質チェックをしました。念のため、ATC   2Aのヒューズをスピーカーに直列に接続しました。手持ちの1Aのヒューズは、直列抵抗が大きかったので、音質に影響するのを嫌い2Aを使いました。
Delay Timer動作時のリレーの音が大きいので、最初はドキッとします。その後、20分程度のウォーミングアップが必要です。最初の10分程度は、真空管からピチピチと、電極とガラスの擦れる音がして、アンプが目覚めます。
目覚めると、我が家のメインのAccuphase M-100と比較しても、互角の良い勝負です。低音の重量感ではMQ36、中高音の粒立ち・解像度ではM-100が、各々僅かながら勝ちと言って良いでしょうか!
いずれも、音源がスピ-カーの前方に定位して、Olympusをしっかり鳴らします。30年以上も前の設計とは思えない高音質です。
真空管アンプというと、「甘い音」「穏やかな音」「柔らかい音」と言われがちですが、こと、このアンプに関しては、シャープでクリアです。
尚、大型スピーカーは高能率なので、MQ-36の最大出力25W+25W(16Ω)でも、まったく不足はありません。我が家では、100mW(M-100のピークメータ表示)出力程度で視聴しています。では、何故M-100のようなハイパワーアンプが必要かというと、”余裕”の一言につきます。高速道路を軽自動車で走るか、フェアレディZで走るかの違いです。
残念ながら、世の中には完全な機器は存在しません。[たらーっ(汗)]

次のステップは、Orange Dropコンデンサーへ交換です。設計者の趣旨を尊重し、むやみに部品を交換して、音質を変えてしまうことはしません。古いとリークが多くなり、真空管を駄目にしてしまうMPコンデンサーの交換などの、予防処置です。
交換部品は、
  Orange Drop 716P 0.033uF/600VDC  2個
  Orange Drop 716P 0.047uF/600VDC  8個
  DALE RS-5 15Ω 5W  2個
  Solen Fast 4.7uF/630VDC  2個
  Silvered Mica 220pF 0.00022uF/500VDC  2個
   ネオンブラケット セデコ BN-0752(緑,赤) 各1個
です。
DALEとSolenは補修のためです。セラミックコンデンサーでは、あまりにひどいので、Micaに交換しました。
一部の抵抗も断線のためか交換されていたので、DALEのRS-5抵抗に交換しました。RS-5は音質の評価が高い抵抗です。期せずして、輸入部品がほとんどでした。
ネオン管ブラケットに錆があったので、見た目を良くするために交換しました。LEDに交換する欲求に駆られましたが、オリジナルに忠実に!ということで我慢しました(でも、ネオンの色は緑<セデコ BN-0752>にしました)。
この交換で、音質は高域の音の粒立ちが良くなりました。でも、まだ、粒立ちや分解能はM-100が勝っています。
しかし、すべての音源を卒なくこなすM-100に対し、MQ36は女性ボーカル、アコースティックギターとウッド・ベースに合うようで、相性が良い曲(ソース)だと素晴らしい実力を発揮します。生演奏以上にHiFi!と言うか、音楽性に優れた音を再生します。ソースを選り好みしますが、悪いソースでもそこそこに鳴らします。
今までは、”原音に対して何も足さないし、何も引かないというストレートワイヤー主義”でしたが、ほんのりと薄化粧の女性も良いものだと思い知らされました。
もしかしたら手放せない、お気に入りの1つになりました。[黒ハート]
これに気を良くして、
 Orange Drop 716P 0.22uF/600VDC  8個 (0.1uF x2 x8が付いていた為)
も交換しました。

それにしても、真空管のヒーターの灯りは、それだけでも心安らぎます。これも、ノスタルジックかな。
でも、6336Aの存在感は強烈で、他の真空管の存在すら圧倒します。
また、良質の出力トランスの安定的入手が困難な現在、真空管はOTLの選択が最良と思われます。
それにしても、消費電力は馬鹿大きく(~550W)、部屋が暑くなります。M-100ですら無信号時は175Wなので、とんでもない消費電力です。アンプ上面はもちろん、前面も熱くなり遠赤外線ヒーターを使っているようです。~~この時期、暑~い[晴れ]~~

で、またまた、70年代・80年代の昔のノスタルジーに浸っていました。
その後、Technics 20Aを購入しました。MQ-36とは、同じ1966年の発売です

なお、2台のアンプを常用(切替)することにしたので、
  ・トグルスイッチ 日本開閉器 S-42  861円 x2  1,722円
  ・アルミダイキャストケース タカチ TD8-8-4 1,229円
を購入し、アンプ切替器を作りました。ケースは小さすぎて、スイッチが入るギリギリでした。
信号経路に接点(スイッチ)を入れたくないのですが、やむを得ないですね。

番外編: 初段カソードのコンデンサーを、ニチコンのMUSEコンデンサーに交換しました。キックドラムの音と、ベースの「ブルンブルン」音をしっかり、楽しくなるぐらい、再生してくれます(強調気味?)。あたりまえですが、ソースに入ってなければ再生もできません。(バイアス電源のコンデンサーは、未交換です。)
フィードバック抵抗をDaleに替えると、Daleの音質にコントロールできます。
さて、オリジナル回路(音質)を尊重するか?悩むところです。そうでないと、どのメーカーのアンプでも、同じ(似たような)音質になってしまいます。まあ、High Fidelityを追及することもできますが、聞いてて楽しい音も魅力的です。


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コメント 1

船橋市の福本です

楽しく拝見しました。MQ36、ラックスのトランスの音色がないので気に入っております。オーバーホウルしたいと思いますが、測定器は何を用意したらよろしいでしょうか。それとオーバーホウルのポイントはどこでしょうか。
by 船橋市の福本です (2015-03-12 07:37) 

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