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WAVETEK 271 Function Generator 購入 [おもちゃ]

wavetek_271_2.jpgWAVETEK 271  12 MHz pulse/Function Generator を購入しました。[るんるん]

ジャンクの271がオークションに出品されていたので、とても懐かしいので、即、購入しました。大昔に、仕事でWAVETEK社の製品の修理や技術サポートをしていたからです。
とは言っても、このモデルが発売されたころは管理者だったので、もはや半田ゴテは握っていませんでしが、もっと古いモデルは実際の修理経験があります。
また、ジャンクなので、非常に安かったのも、購入理由です。

故障内容は、波形が正しく出力されないとのことでしたが、着荷した時は、もう波形が全くでない状態でした。
この271には、1986年10月26日の製造日がスタンプされてました。
このころの測定器は、マン・マシン・インターフェースには、マイコンを使っていますが、心臓部の回路は、ハードウェア主流なので、故障修理も可能です。これ以降の計測器は、マイコンで校正値を補正したりするので、ひとたびメモリーが消去されると、すべて校正をやり直すことになります。その時は、決められた校正手順に基づいて、正確な値を入力しなければならないので、キャリブレーターがないと校正できません。つまり、アマチュアでは、修理(校正)が非常に難しくなります。

さて、まず、インターネットから271のサービスマニュアルをダウンロードしようとしましたが見つかりません。そこで、275のマニュアルをダウンロードしました。運の良いことに、心臓部のFUNCTION GENERATOR BOARDは、271、275共に共通のボードでした(P/N 0100-00-0920-2F)。
不良個所は、CURRENT SOURCE回路のU3 CA3096A NPN/PNP Transistor Array でした。とりあえずは部品在庫がないので、PNPトランジスタ 2本と、NPNトランジスタ 3本で代替しました。[黒ハート]
Aの付かないCA3096は、eBayで入手できます。まあ、やむを得ないでしょう。CA3096_pin.gif
CURRENT SOURCEは、VCO(Votage Controlled Oscillator)の一部ですが、このVCOはフィードバック回路なので、修理も非常に難しいです。回路の理論をしっかり理解していることが必須です。

わたしは、ICなどの部品交換するときには、ICソケットを取付けます。これは、それ自身の不良で壊れた場合と、他の原因でその部品が壊れたのかによって、再度同じ部品が壊れる場合があります。そうなると、再度の部品交換時は、大事なプリント基板のパターンを痛めやすくなります。ひとたびソケットにすれば、トランジスターの足を差し込むことも簡単です。
ただし、ソケットは接触不良が少ない、丸ピンコンタクト品を使ってください。板バネコンタクト品は、必ず接触不良を起こします。
また、不良ICを外すときは、ニッパーですべての足を切り、それを半田コテで温めながら1本1本ピンセットで引き抜きます。プリント基板を、出来るだけ痛めないようにします。

さて、これで"SYNC OUT"の出力は正常になりましたが、"FUNC OUT"の出力には大きなオフセットが乗っています。これは、OUTPUT AMPLIFIER回路の異常です。やはり、CA3096Aを使っているので、臭いですね。PNPトランジスタ と、NPNトランジスタで代替したところ、無事動作しました。CA3096の入手待ちです(約10日間 Sep.8 2012到着・交換済み)。[グッド(上向き矢印)]
他には、C102 22uF 20Vタンタルコンデンサーがパンクしていましたが、Openなので機能には影響していませんでした。
全体をざっとチェックしたところ、他の機能は正常のようです。修理完了です。しかし、CA3096の故障率が高いです。でも、製造後25年も経っているのでしょうがないかな!

校正については、設定のリコール1001(SETTING→RCL→1001→EXEC)以降で、表示器に何の調整で、どのVR・VCを調整するのかが表示されますから、取扱説明書が無くても調整できそうですが、やはりつらいので、WAVETEK 275の取扱説明書をダウンロードして参考にすることをお勧めします。もちろん、271の取扱説明書が入手できればベストです。
なお、RCL機能も ↑ ↓ (矢印)キーが使えます。つまり、調整のステップは ↑キーで次のステップに進めます。さすがにWAVETEKはFunction Generatorのトップメーカー、心遣い(余裕)が違います。

 マイコンを搭載した機器では、バッテリーバックアップを行っていることが多いです。271は、Panasonic BR-1/2AA フッ化黒鉛リチウム電池を使っています。いつ交換されたのかは不明ですが、液漏れもありません。しかし、入手可能なうちに交換しておきたいです(結局、交換しました。Sep.2012)。
それに、強制空冷用のファンが付いていますが、家庭内で使用するには、やや騒音が気になるかな。四六時中使うのではないので、許される範囲ですが、最近のパソコン用、低騒音ファンに交換するのも手です。大きな熱源は無いので、風量は少なくても良さそうです。

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